パムッカレからエフェスに向かう途中の小さな村で、屋根の煙突に空瓶を置いている家があちこちに・・・。ガイドさんの説明によると、どうやらその家には適齢期の娘がいて花婿募集中という意味だそう。
相手を探している男性は、まず瓶の立っている家の周りをうろうろして相手を確認&自分をアピール。その後男性の母親が女性の家を訪問し調度品や掃除状況などを確認。気に入ったら、次は男性の父親が女性の両親に見合話を持っていく。実際のお見合は本人に両親と親戚までもが女性の家に行き大人数で話をするそうだ。
もちろん女性は選ばれるだけではなく、その男性を断る権利がある。気に入らない場合は、お見合の最後に出すトルココーヒーに、砂糖ではなく塩を入れるらしい。
気になる「適齢期」については、一定の年齢ということではなく、その家が望めば10代でも適齢期、学生で勉強を優先させたければ20代後半でも適齢期ではないとのこと。
バスの中からは、「日本でもこの習慣があったらいいわね。是非瓶を置くわ。」「うちは2~3本置きたいくらいだわ。」という未婚の娘をもつらしき母親同士の声も・・・。
確かに「結婚適齢期の娘がいるから見合の話を持って来て下さい」という象徴としてはわかりやすく女性に断る権利があるとはいえ、なかなか決まらない場合やたくさんの選択肢がある男性の方が有利ではと感じてしまったのは私だけでしょうか?

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